■2025年学習ポイントと参加者の感想


New●読書会――2025年4月19日

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]……水平軸(人間を取り巻く世界〈神・霊界・地上界〉を中心に真理を整理)

 

◎地上世界観

暗黒の地上世界――地上世界を覆う悲劇とその原因➡

 

(6)地上世界の悲劇〈3〉――間違った宗教がつくり出す魂の牢獄➡

1)本来の使命を果たせなかった地上の宗教

・宗教は本来、人類に霊的真理を示して霊的人生を歩ませ、霊的成長をもたらすことが目的

・宗教の役割は――「地上人類に利他的な生き方(サービス)を教えて霊的成長を促す」という一言に言い尽くされる

・これまで地球上に存在してきたほとんどの宗教は“失格”

・人類の霊的成長に全く役に立っていないどころか、反対に霊的成長の道を妨げてきた

・霊界から見ると地球上の大半の宗教は、「人間を大霊と結びつける」という大切な目的を果たしていない

・人々に憎しみや迷信を植えつけて仲違いさせ、大霊との距離を広げてきた(戦争という悲劇を引き起こす張本人)

・これまでの宗教は、天国ではなく地獄へと人々を向かわせてきたのです。

 

「肝心な宗教としての機能を果しておりません。本当の宗教とは大霊との絆を結んでくれるものでなければなりません。なのに、この国の宗教はもはやその役目を果たしておりません。かつては基盤となっていたインスピレーションはとっくの昔に教会から追い出され、代わって教義と信条とドグマと儀式のみが残っております。こうしたものは宗教とは何の関わりもないものばかりです。大霊に近づけるという宗教の本来の目的には何の役にも立たないからです。」『古代霊シルバーバーチ 最後の啓示』P.144

 

「地上界は、互いに奉仕し合うことによって成り立つような生活形態を目指さないといけません。それは本当はいたって簡単なことなのですが、なぜかそれが難しい形態となっております。その元凶が実は組織宗教なのです。」ルバーバーチは語る〉P.147

 

2)宗教による魂の支配と霊的牢獄

①人工的な間違った教義が、人々を霊的牢獄の中に閉じ込め、霊的真理を受け入れる道を閉ざす。(霊的牢獄化)

②人工的な間違った教義が、人々の心に独善性・偏狭性・憎しみ・排他性を植えつけて利己愛を増幅させ、霊的成長を阻害する。(霊的成長の阻害)

③人工的な間違った教義が、異なる宗教との間に対立を発生させ、戦争を引き起こす。(戦争・紛争の原因)

④人工的な間違った教義に基づく狂信が死後にも持ち越され、霊界下層に多くの狂信的地縛霊を生み出し、暗黒の地獄状況をつくり出す。そして霊界の人々に、地縛霊のケアのために多大な負担と苦労をかける。(狂信的地縛霊を生み出す)

「地上にはこれまであまりに永い間、あまりに多くの世俗的宗教が存在し、それぞれに異なった教えを説いております。しかしその宗教が最も大事にしてきたものは実質的には何の価値もありません。過去において流血、虐待、手足の切断、火刑といった狂気の沙汰まで生んだ教義・信条への忠誠心は、人間の霊性を1インチたりとも増しておりません。逆に、いたずらに人類を分裂させ、障壁をこしらえ、国家間、はては家族間にも無用の対立関係を生みました。論争の原因ともなっております。分裂と不和を助長することばかり行ってきました。神の子等を一つに結びつけることに失敗しております。」シルバーバーチの霊訓(4)〉P.216~217

 

「教義による束縛は地上世界の苦痛のタネの一つです。伝染病や不健康より厄介です。病気による身体上の苦痛よりはるかにタチが悪いものです。なぜなら、それは魂の病気だからです。霊に目隠しをしてしまうのです。」〈霊性進化の道しるべ〉P.135

 

3)宗教エゴが生み出すさまざまな悲劇

 

4)スピリチュアリズムの「霊的真理の普及」による間違った宗教の一掃

スピリチュアリズムという霊界主導の「霊的真理の普及計画」は、地上から間違った宗教を消滅させ、人類を霊的弊害から解放し、宗教による戦争を根絶する

 

「既成宗教のドグマや信条から精神を解放する必要があります。(中略)これまで何千年もの長きにわたって地上人類を縛りつけてきた教条やドグマをめぐる戦争や論争や不和を止めにしなくてはいけません。」〈シルバーバーチは語る〉P.47

 

 

(7)地上世界の悲劇〈4〉――精神の堕落・退廃➡

 

 

(8)地上世界の悲劇〈5〉――動物虐待・自然破➡

 

 

(9)地上の悲劇が招く“霊界の悲劇”➡

 

 

(10)スピリチュアリズムによる「地球人類救済活動」――霊的真理の普及による悲劇の追放➡

 

・地球人類の力だけでは無理

 

・「霊的真理」によってのみ“悲劇”は解決する

「大切なのは、地上界のように錯覚によって惑わされることのない、霊の世界からの真理です。なぜかと言えば、あまりに多くの落伍者、精神的浮浪者のような人間が霊界へ送り込まれる一方で、一見立派そうな人間が、霊的事実についての誤った概念と偏見のために、死後に直面する生活に何一つ備えができていないというケースがあまりに多すぎる現実を見て、私たちは、いずれ誰もが訪れる永続的な実在の世界、すなわち死後の生活に備えるために、単純な真理を地上にいる間に知ってもらえば、私たちの手間も大いに省けるだろうと考えたのです。」〈古代霊シルバーバーチ 不滅の真理〉P.133~134

 

・二度と閉じられることのない扉が開かれた

「地上とのコミュニケーションの橋をかける仕事がかつてなく組織的となり、二度と地上世界がチャンネル(霊媒・霊能者)の不足から霊界と絶縁状態とならないよう、入念な計画が練られ、そして実行に移されているということです。」〈地上人類への最高の福音〉P.101

 

「(これまで)一時的にインスピレーションがあふれ出たことはありますが、長続きしていません。このたびのコミュニケーションは組織的であり、協調的であり、管理・監督が行き届いており、規律があります。一大計画の一部として行われており、その計画の推進は、皆さんの想像も及ばないほどの協調体制で行われております。背後の組織は途方もなく巨大であり、細かいところまで見事な配慮がなされております。すべてに計画性があります。そうした計画のもとに霊界の扉が開かれたのです。このたび開かれた扉は二度と閉じられることはありません。」〈地上人類への最高の福音〉P.103

 

・すでに根付いている新しい世界

「基盤はすでにでき上がっているのです。何年も前から、その基盤づくりはこちらの世界で終わっているのです。(中略) 新しい世界はかならず実現します。」〈不滅の真理〉P.127

 

「間違いなく言えることは、その新しい世界の種子がすでに地上界に根づいているということです。」〈シルバーバーチは語る〉P.66

 

 ・スピリチュアリズムの霊的真理による地上人類救済のプロセスの全体図

 

  

参加者の感想➡

 


●読書会――2025年3月15日

 

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]……水平軸(人間を取り巻く世界〈神・霊界・地上界〉を中心に真理を整理)

 

◎地上世界観

暗黒の地上世界――地上世界を覆う悲劇とその原因➡

 

(4)地上世界の悲劇〈1〉戦争➡

 1)戦争という悲劇

・動物にも劣る人間の戦争行為

動物の世界では、同種間での殺し合いはない。ところが人間の世界では、目を覆いたくなるような残虐な殺戮(さつりく)が繰り返され、人間だけが殺し合いをしている

 

・なぜ戦争は罪なのか?

・誰もが当たり前に分かっているようで、実際には大半の人間が戦争の問題の本質を正しく理解していない

・その本質とは――「なぜ人殺しは罪なのか?」ということ

・多くの人々は、「戦争」は人間の肉体生命を奪うために“悪”であると思っている

・“戦争反対”を叫ぶ大半の人々は、動物の生命も神が与えたものであり、人間のものではないことに思いが至っていない

・霊的観点から言えば、動物を殺して食料にすることは、ある意味で戦争における“人殺し”と同じ残酷な行為

・人間の生命を奪うことは悪であるが、動物の生命を奪うことは許されるという考えは間違い

・現在、地球人類が行っている動物に対する残虐行為を正当化し、“肉食”を平気でしているような人間には、“戦争反対”を叫ぶ資格はない

 

*霊界側にも大きな悲劇を生み出している戦争

「戦争を正当化することは、地上界の問題に限って考えても、できません。ただ破壊するだけだからです。ましてや霊界側へ及ぼす影響を考えた時、絶対に正当化できません。霊は地上界を離れるべき時期が熟した時に肉体から離れるべきであるという摂理に反したことを無差別に行うことになるからです。大霊の子がよくぞあれほど大規模に大霊の摂理を平気で犯すものと、私たちは呆れるばかりです。実は地上界のそうした愚かな行為が、霊界の無知な低級霊集団を跋扈(ばっこ)させることになることを、皆さんはご存じありません。彼らは進歩と平和と調和を憎み、組織的な態勢で邪魔立てしようと画策しているのです。」〈シルバーバーチは語る〉P.295

 

2)戦争の原因

・戦争の根本的な原因は、“霊的同胞意識”と“霊的絆”の欠如

・物質中心主義」と「利己主義」が引き起こす戦争

・地球上の戦争の主役となる3つのエゴ集団――民族・国家・宗教

・多民族と多宗教の融和の難しさ

・極度の貧困と飢餓が、戦争の大きな引き金

 

3)真の反戦平和運動とは

*スピリチュアリズムこそが「真の反戦平和運動」

「これ(戦争)を阻止するためには民族的対立をなくし、地上人類のすべてが大霊の子であるとの認識を持つことです。対立を生んでいるのは地上的概念であって、大霊は何も差別をしておりません。民族の別なくすべての人類に大霊の分霊が宿っており、それ故に全人類が等しく大霊の子なのです。地上世界には建設すべきものが幾らでもあるというのに、指導的立場にある人たちはなぜ破壊という手段を選ぶのでしょうか。大霊の摂理にもとることをしていては、破壊と混乱を生むだけです。人類はもう十分にそれを見てきたのではないでしょうか。」〈シルバーバーチは語る〉P.295~296

 

「国家とか民族とかで差別してはいけません。いずれの国家も民族も大霊の一部なのです。みな大霊の目から見れば兄弟であり姉妹なのです。こうした私たちの教えは単純で子供騙しのように思えるかもしれませんが、やはり真実です。大霊の摂理を基盤としているからです。摂理を無視して地上界を築こうとしても、混乱と騒動が起きるばかりで、最後はすべてが破綻します。(中略)愛が欲しければ愛のタネを蒔くことです。平和が欲しければ平和のタネを蒔くことです。至るところに奉仕のタネを蒔けば、地上世界は奉仕の精神に溢れることでしょう。大霊の真理はこのように至って単純なのです。あまりに単純過ぎるために却って地上の「お偉い方々」には、その重大性がお分かりにならないのです。」〈シルバーバーチは語る〉P.297~298

 

「真の平和は霊的摂理を適用する以外にないということを、地球人類はいつになったら悟るのでしょうか。戦争はもとより、それが生み出す流血、悲劇、混沌、破綻といったものの元凶は「利己主義」なのです。その利己主義に代わってお互いが奉仕的精神を抱き合うことによって初めて平和が訪れること、自国の物的威力を誇示しようとする古い唯物思想を捨て、代わって互いが互いのために生き、強い者が弱い者を助け、持てる者が持たざる者を援助しようとする気風になることによってのみ、平和が訪れることを知らねばなりません。(中略)平和へ向けていろいろと努力が為されながら、ことごとく失敗しております。が、唯一試みられていないのは、霊的真理の理解による方法です。それが為されないかぎり、戦争と流血が止むことはないでしょうし、ついには人類が誇りに思っている物質文明も破綻をきたすことでしょう。」〈シルバーバーチは語る〉P.308~309

 

 

(5)地上世界の悲劇〈2〉貧困・飢餓➡

戦争に次ぐ2つ目の悲劇は、「貧困」と「飢餓」

・貧困・飢餓も、すべて地球人類の霊的無知による「物質中心主義」と「利己主義」から発生している

・飢餓は21世紀の地球上、特に発展途上国における飢餓の大半は、人間の“エゴ”によって引き起こされている

現在の飢餓は、まさに“人災”であって、従来の自然災害とは規模においても悲惨さにおいても比較にならない

 

1)極度の貧困と飢餓という悲劇

*高級霊の嘆き

「今、地上全体には(中略)どこから手をつけたらよいか分からないほど沢山の、悪疫ともいうべき文明の汚点が存在するからです。しかし、その中でもいちばん急を要する改善は、私に言わせれば、数え切れないほどの人間を苦しめている無くもがなの貧困、悲惨、窮乏です。(中略)内部の神性を発揮しようにも、肝心の身体が惨めなほど疲弊し衰弱している魂に対して、いったい自我の発見などということが説けるでしょうか。」〈霊性進化の道しるべ〉P.208~209

 

*地球規模の極端な貧富の格差

「全体としては十分なものが用意されているのに、物的生活の基本的必需品にも事欠く人がいるということは間違ったことです。有り余るほど持っている者と不足している人たちとの間の隔差を修正すること、これこそが現在の地上の焦眉の急です。」〈霊性進化の道しるべ〉P.209

 

 

2)地球規模の飢餓発生の原因

*大地の恵みの不平等分配が「飢餓」を発生させている

「地上にはすべての人に行きわたるだけのものが用意されているのです。しかし、そこに貪欲が立ちはだかります。」〈霊性進化の道しるべ〉P.169

 

「何よりもまず人類が知らなくてはならないのは、大霊の恩寵はみんなで分け合わなくてはいけないということです。現在の地上には今日の食べものに事欠く人がいる一方で、有り余るほど貯えている人がいます。もちろんこれは間違っています。余るほど持っている人は足らない人に分けてあげなくてはいけません。別に難しいことではないと思うのですが……。」〈シルバーバーチは語る〉P.68

 

「大霊の心(利他愛)が顕現して互いに助け合う風潮になれば、平和と調和が生まれ、生きるための糧も必要な分だけ行きわたります。」〈シルバーバーチは語る〉P.297

 

・“肉食”という贅沢が招く飢餓

・飢餓を発生させるエゴ的農業生産システム

・飢餓の加害者となっている先進諸国の人々

 

3)「飢餓の問題」の解決方法

・霊的真理による人類の“魂の革命”こそが唯一の方法

 

4)現代のグローバル経済が生み出す先進国内での極度の貧困

・“グローバル経済”という最も利己的な資本主義の登場

 

参加者の感想➡

 


●読書会――2025年2月15日

 

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]……水平軸(人間を取り巻く世界を中心に真理を整理)

 

◎地上世界観

暗黒の地上世界――地上世界を覆う悲劇とその原因➡

 

(1)物質世界の本質と真相を理解する方法とは――霊界から地上世界を見て、2つの世界を比較する

*霊的次元からのアプローチ

・物質世界の本質・真相を理解するための画期的な方法とは、物質世界を物質次元から見るのではなく、より高い霊的次元から眺め観察する

・物質世界の本質的理解は、同じ物質次元からのアプローチでは不可能

・より高い霊的次元からの包括的アプローチによって初めて可能となる

・霊界から地上世界の全体を眺めることによって、すなわち霊的視点に立つことによって、地上世界と地上人の真相・実態が明らかになる

 

*霊界通信によって明らかにされる地上世界と地上人の真相

・スピリチュアリズムでは、霊界通信を通して霊界から地上界に膨大な霊的知識がもたらされました。そこには霊界人が観察した、地上世界と地上人に関する数多くの見解・知見が示されています。こうした霊界人の観察結果と知見が、地上世界と地上人の本質を明らかにしています。

 

*霊界と地上世界との比較

・地上世界と地上人の本質・真相を明らかにする「霊的視点に立った方法」とは、霊界から地上を観察し、霊界と地上世界とを比較することです。これこそが、地上世界と地上人の本質を最も深く理解する方法なのです。霊界と地上世界、霊界人と地上人を比較することで、地上世界と地上人の本質・特徴がはっきりと示されるようになります。

 

(2)光り輝く明るい霊界と、悲劇が蔓延する暗黒の地上世界

 

「光もなく活気もなく、うっとうしくて単調で、生命力に欠けています。たとえてみれば弾力性のなくなったヨレヨレのクッションのような感じで、何もかもだらしなく感じられます。どこもかしこも陰気でいけません。したがって当然、生きるよろこびに溢れている人はほとんど見当らず、どこを見渡しても絶望と無関心ばかりです。(中略)この地上に見る世界は幸せがあるべきところに不幸があり、光があるべきところに暗闇があり、満たされるべき人々が飢えに苦しんでおります。」霊的新時代の到来〉P.96

 

「私たちの心にあるものは、嘆き悲しんでいる人々、疑念と恐怖にさいなまれている人々のことばかりです。そういう人たちの人生に少しでも安らぎを与えてあげるものをお届けしないことには、私たちの心も安まらないのです。」〈地上人類への最高の福音〉P.184

 

(3)地上世界の悲劇の根本原因――霊的無知・物質中心主義・利己主義

1)地上人類の霊的無知

2)物質中心主義と利己主義の支配

3)使命を果たさなかった地上の宗教

4)地球上に蔓延する6つの悲劇・不幸(地球上の悲劇の全体像)

 

「あらゆる問題を煮つめれば、その原因はたった一つの事実を知らないことに帰着するのです。すなわち、人間は本来が霊的存在であり、大霊からの遺産(神性)を受け継いでいるが故に、生まれながらにして幾つかの権利を有しているということです。」〈地上人類への最高の福音P.66~67〉

 

「大半の人間は、地上だけが人間の住む世界だと考えております。現在の生活が人間生活のすべてであると思い込み、そこで物的なものを、いずれは残して死んで行かねばならないものなのに、せっせと蓄積しようとします。戦争・流血・悲劇・病気の数々も、元はといえば、人間が今この時点において立派に霊的存在であること、つまり人間は肉体のみの存在ではないという生命の神秘を知らない人が多すぎるからです。」〈古代霊シルバーバーチ不滅の真理〉P.172

 

参加者の感想➡